1. 雅歌は若い人が読めばよい

「恋愛の季節はもう過ぎた。雅歌は若い人が読めばよい」。そう感じる人がいても不思議ではありません。雅歌には、恋人を捜す女性と、その美しさを歌う男性が登場します。

しかし、この書は二千年以上にわたり、独身者、既婚者、修道者、高齢者にも読まれてきました。人々はこの恋愛詩に、何を見いだしてきたのでしょうか。

2.雅歌を読む前に

雅歌は、まず人間の恋愛を歌った詩です。身体の美しさ、会えない寂しさ、相手を求める思いが、園、花、動物、香料などに重ねて表現されています。

この意味を消して、すべてを暗号のように読む必要はありません。ただし、聖書に収められた雅歌は、人間の恋愛だけを扱う書として読まれてきたわけでもありません。その歩みを見てみましょう。

3.雅歌が読み継がれてきた理由

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